写真の価値基準とは何だろうかと考えたところ、「瞬間」という結論にたどり着く。花はその場所に行けば撮れるし、沖縄に行けば綺麗な海は撮れる。しかし、水中から空中に勢いよく飛び出してきたシロナガスクジラを収めるには、その瞬間に居合わせてシャッターを押さなければならない。それはもの凄く価値があることだ。

僕は、部屋にインパクトのあるポスターを飾るのが好きなんだ。今も、ガイリッチー監督の sunatch という映画に登場する、ブラッド・ピット扮するミッキーというクレイジーな男が鼻血を出しながらこちらを見ている。

そのミッキーはオールポスターズという世界最大級のポスター&絵画のネットショップで購入した。オールポスターズは歴史的に有名な絵画のポスターから、ポップアート、コンテンポラリー、モダン、ビンテージ、映画、自然、というように全てのカテゴリーを網羅している。サイズも額も選べるので、現在のインテリアに物足りなさを感じたら見てみると良いかもしれない。

現在僕は室内にいながら、どこかに行きたくなるような、そう、旅行を連想させるような、そんなポスターを探していた。それを、会社のスタッフが見える場所に飾りたかったんだ。ありふれてない珠玉の1枚を。

オールポスターズも片っ端から探したが、残念ながら、無かった。世界中のサイトを検索したけど、どこかありふれていて、ピンと来なかった。

「あ、そうだ!」Instagramという手があったの気づいた。僕がフォローしているインスタグラマーは、素晴らしい写真を次々と投下している。


中でも、最近のお気に入りは、TBHPHOTOというアカウントのTom Hawkins。写真はもちろん、彼の生き方が僕を心の底から魅了させた。

イケてるインスタグラマー


現在の年齢はわからないが、プロフィールにはこう書かれてある。

トムは18歳という若さで、インドネシアはバリ島に魅了され、移住した。有名なサーフフォトグラファー、ダスティンハンフリーのもとで働きながら修行を積んだ。彼は3年の間、インドネシア列島を周遊し、バイクで波を探し、サーフとモトのポートフォリオを構築したのち、土地を取得した。トムはエリス・エリクソンとジェイソン・ソールズベリーというサーファーに出会った。それから彼らと歴史をつくった。

トムは作品を7つの大陸のうちの5つに持ち込み、日本、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジル、インドネシアで出版されている。今日もTBHはモーターサイクルに乗ってSEアジア周辺を旅し、冒険、波、楽しい時間を絶えず探しています。

これを読んだ時、感動した。18歳で自分の進路を決めるほど、バリ島と写真に魅了された彼の純粋な行動力に感服されてしまった。

彼の友人曰く、トムはサーフィンをしない。サーファーの完璧な瞬間を捉える芸術に惚れた本物のカメラマンなのだという。


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Old Gold

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Low tide highways

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Dirt road dashes. #pocketfullofgarden

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サーフィンとバイクの写真が男心をウキウキさせてくれる。ラッキーな事に、彼のオフィシャルサイト TBH Photo は、プリントアウトのサービスも行なっていた。(こりゃ嬉しい!)


イケてるインスタグラマー


こう書かれてある、
260gsm Lustre Fine Art Paperという紙に印刷されます。水性の顔料インクを使用しています。周りに2cmの白いフチがあります。すべての注文は印刷され、3営業日で発送されます。

価格は、
30×45cm $60(約7,000円)
40×60cm $90(約10,500円)
60×90cm $180(約20,500円)
80×120cm $280(約32,000円)
100×150cm $390(約44,500円)


この生粋のカメラマンが、仲間を追いかけ、ファインダーを覗き、望みの瞬間を求め、何度もシャッターを押す。そして自宅に帰って沢山の写真から良いものをだけを選別する。きっと、気に入った画がまったく撮れなかった日もある。そんな行動を想像すると安いとも言える額だと思った。


ただ、僕が欲しいのは、この1枚。

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Off the beaten track.

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一瞬でこの写真に魅了された。あれほど探しても見つからなかったのに、あっけなかった。

だが、オフィシャルサイトにあるプリントアウトサービスのリストにこの写真が載ってない…。僕は直接コンタクトを取ってみることにした。

「はじめまして、素晴らしい生き方をしているトムさん。僕はテツヤという日本人。この写真で作られたポスターが欲しい。よかったら連絡ください。」と、敬意を込めて。

約2週間して、
「遅くなってごめん、今メールみたよ。その写真を探してまた連絡するよ。」と、連絡が来た。

その数日後、
トム「ごめんよテツヤ、データはあったがトラブルだ。プリンターが壊れて送れない。データを送るから自分でプリントアウトできるかい?」

僕「もちろん!プリントアウトはこちらで出来るよ。嬉しいですトム。」

トム「よかった。では、PayPalのアカウントはある?データは$250になるよ。」

僕「了解!今払うよ、額に入れて飾ったらまた連絡する!ありがとう!」

トム「そいつは良いな。ぜひ見てみたい。楽しみに待っているよ。」



決済後、すぐにデータをグーグルドライブで共有してくれた。現在、ネットプリントにA0サイズ(841×1189)で発注した。価格は¥4,000。後日送られてくる。額もオーダーしたので完成が楽しみ。

というように、僕はSNSでいいなと思った人がいたら、お仕事をお願いすることもある。幸いなことに今の所、返事がなかったことがない。


あなたがフォローしている人にコンタクトを取ってみると、もしかるすると関係を持てるかもしれない。本当にそういう時代なのだ。