以前、ベルリンのベルクハインの敷地内にあるガーデンに寄った時に、ひときわカッコ良かったバンドがあった。LANY(レイニー)というバンドだ。
その時、公演が残り30分程だったため、エントランスのスタッフが「ようこそベルリンへ。もうすぐ終わりだからフリーでいいよ。」と、無料で入れてくれた。
フロアにいたオーディエンスは熱狂的な女性が多かった。確かにヴォーカルの歌声は、透き通る色気があり、背後の2名が演奏するサウンドはどこか夏を連想させる。
僕もフロアの後ろの方で、LANYに聴き入った。

LANYはロサンゼンルス出身のエレクトロポップバンド。結成は2014年。
ヴォーカル・キーボードの、Paul Klein(ポール・クライン)
ドラムは、Jake Goss(ジェイク・ゴス)
ギター・キーボード、Les Priest(レス・プリースト)
バンド名のLANYには、From LA to NYで、「ロサンゼルスからニューヨークまで制覇する。」という野望が込められているという。
この3人が2014年に、初めて制作した楽曲2曲をインターネット上の試聴サイトで公開したところ、大手レコード会社からのオファーが殺到し、配信からたったの6日でユニバーサルミュージック傘下の、ポリドールレコードとの契約が決定したという逸話がある。
ぼく自身も、4EVER! という曲を聴いた時、すんなりとファンになった。
現在、個人的に THE 1975 と Magic! に並ぶ、夏を盛り上げるバンドのテッパンだ。
そんな彼らが、ニューアルバムを配信した。
そのアルバムの名は、
Malibu Nights
夏の終わりにぴったり、恋をしたくなる一枚だ。
ぜひ、聴いてほしい。

プロモも良いよ。